2008年 6月8日 ダニエル書 6章9−24節
< ダニエルを通して学ぶ、勝利の秘訣! >
ダニエルは、ユダ族出身のイスラエル人。王族の一人だったと言われています。彼は、BC606年の第一回バビロン捕囚の時に、(まだ少年でしたが、)捕われの身となって、バビロンの地に連れて行かれました。
そして、その後、バビロンのネブカデネザル王、べルシャツァル王、メデイアのダリヨス王、そしてペルシャのクロス王のもとで、家臣として、活躍しました。・・・・・・ちなみに、今日の箇所は、メデイアのダリヨス王のもとで、彼が家臣として仕えていた時の出来事です。
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ダリヨス王は、国を治める為に、120人の太守を置き、さらにその上に、3人の大臣を置きましたが・・・、ダニエルは、その3人の大臣の内の一人でした。
ところで、ダニエルは、他の太守や大臣達よりも、きわだって優れていました。その為、他の太守や大臣達は、ダニエルを妬んで、「彼を失脚させる」為の、陰謀を企(くわだ)てました。具体的には、次の様な事をしました。
(ちなみに、ダニエルは、とても忠実で、何の欠点も見出せなかったので・・・、)彼を陥れるには、「彼の信仰に関する事で行くしかない。」と、彼らは考えました。・・・・・ダニエルは、この天地万物を創られた、唯一真の神様を信じており、このお方をいつも礼拝していました。
そこで・・・、彼らは・・・、皆で申し合わせて・・・、ダリヨス王に、次の様なお願いを出しました。
「ダリヨス王よ・・・。『今から30日間、あなた以外に、いかなる神にも人にも、祈願をする者は誰でも、獅子の穴に投げ込まれる。』と、命令を下してください。そして、その決まりが変更される事がないように、その文書に、あなたが署名して下さい。」
そこで、ダリヨス王は・・・・・、まさか、これが、彼らの、ダニエルに対する陰謀だとは知らずに・・・、その文書に署名してしまいました。
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さて、その日・・・、ダニエルは帰宅すると・・・、いつものように、神様に祈りを捧げました。・・・・・すると・・・、「待っていました!」とばかりに・・・、ダニエルを陥れようとした者たちは、その様子を見・・・、ダリヨス王に、ダニエルの事を、訴えました。
その為、ダニエルは、獅子の穴に投げ込まれてしまいました。・・・・・・けれども、翌日、ダリヨス王が、そこへ行ってみると・・・、ダニエルは、全くの無傷でした。そして、彼の心が、神様の前でも王の前でも、正しかった事が判明して・・・、ダニエルは、獅子の穴から助け出されました。
一方、ダニエルを陥れようとたくらんだ者たちは、逆に、獅子の穴に投げ込まれて・・・、獅子の餌食となってしまいました。
Q. それでは、このような絶対絶命とも言えるような状況の中で、ダニエルが圧倒的勝利をとる事が出来た秘訣とは・・・、一体、何だったのでしょうか・・・・・?!
A. 答えは・・・、(23節) 「彼が神に信頼していたから」です。
Q. それでは、「彼が神に信頼していたから」とは・・・、もう少し具体的言うと、どういう事を指すのでしょうか・・・?!
A. (10節をご覧下さい。) 結論から申し上げますと・・・、次の3つの青い太字部分が、ポイントです。
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@ 「彼の屋上の部屋の窓はエルサレムに向かってあいていた。」・・・・・当時、異国の地へ、捕われの身となって連れてこられていたユダヤ人達は・・・、神様が臨在されるエルサレム神殿のある方を向いて、お祈りしました。・・・そのため、ダニエルの部屋の窓は、いつも、エルサレム神殿のある方へ向かって、開いていました。・・・・・これは、(実際に窓が開いていた、というだけではなくて・・・、)彼の“心の窓”が、いつも、神様の方へ開いていた事・・・。いつも、彼が、神様の方へ、しっかりと心を向けていたという事を表わしています。
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「彼は、いつものように、日に三度、ひざまずき、彼の神の前に祈り、感謝していた。」
A 彼は、神様を真に恐れ、神様の前にへりくだり・・・、神様を、いつも第一としていました。
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B 彼は、(このような困難の只中にあっても、) 神様に、祈り、感謝を捧げました。(=神様に、おゆだねしました。)
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ちなみに、10節の初めには・・・、「ダニエルは、その文書の署名がされたことを知って、自分の家に帰った。」とあります。
つまり・・・、彼は、この時・・・、「もしも、今日以降、自分が神様に祈りを捧げている事を他の人に見られたら・・・、自分は、捕らえられて、獅子の穴に投げ込まれる」という事を、はっきりと分かっていました。しかし、それにもかかわらず・・・、彼は、上記の3つの事柄を、いつものように、神様の御前で、なしたのでした。
ちなみに、この時・・・、彼には、(大きく分けて、)次の3つの選択肢があったと言えます。
・(その1) 神様に対して、文句を言ったり、つぶやいたりする。
・(その2) (あの命令が出された都合上、自分が、王以外のものに祈願している様子を、他の人に見られてはまずいので、)思わず、窓をしめて、こそこそと、祈ったり、感謝したりする。
・(その3) いつものように、かわりなく、神様に、心からの祈りと感謝を捧げる。
しかし、この3つの選択肢の中で・・・、彼は、神様の御前で、(その3)を、選んだのです。・・・・・そのような彼の信仰の選びを通して・・・、神様は、彼の上に恵みを注がれました。そして、彼は、神様からの完全な守りと助けと・・・、圧倒的な勝利を得る事が出来たのです。
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ところで、ダニエルは、すばらしい信仰者でしたが・・・、彼も、私達と同じように、弱さを持った人でした。彼にも、恐れを感じる事はあったのです。(参考: ダニエル書 10章12節、19節)
また、その他にも・・・、あのアブラハムや、ヨシュアや、パウロ他・・・、みんな素晴らしい信仰者でしたが・・・、彼らでさえも、人生の途上で、恐れたり、弱さをおぼえる事は、あったのです。
ちなみに、聖書には、「恐れるな」という言葉が、365回も登場します。・・・・・という事は・・・、人はみな、恐れたり、弱さを感じる事がある、そういうものなんだ・・・と、言えると思います。ですから、御安心下さい。
そして、それと共に・・・、(1年は、365日ありますから・・・、)
神様は、私達に、毎日、「恐れるな。私がいつも、あなたと共にいるから、大丈夫!」と、励まして下さっているのではないでしょうか・・・?!
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さて、話をもとに戻しますが・・・、(23節の)「彼が神に信頼していたからである。」という所は・・・、英語の聖書(New International
Version)を開いてみると・・・、興味深い事に・・・、次の様に書かれてあります。
「・・・because he had trusted in his
God.」
ちなみに、「trust
on 〜」も、「〜に信頼する」という意味の言葉ですが・・・、ここでは、「trust in〜」が使われています。
・「on」は・・・、「〜の上に」とか、「〜に接して」などという意味の、前置詞です。
・一方・・・、「in」は・・・、「〜の中に」という意味の、前置詞です。
というわけで・・・、ここで、「on」ではなくて、「in」が使われている事から・・・・・、「ダニエルが、本当に深く、神様に信頼していた。」という事を感じさせられますね。
そして、「trusted
in his God.」。とあるように・・・、「彼の神」・・・、まさに、ダニエルと神様との関係は・・・、日頃から、深い親しい信頼関係にあった事を思わされます。・・・・・私達においても、日頃から、神様と、深い生きた交わりをもちながら、歩ませていただきたいものですね。。。
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本日は、以上、色々な角度からみて来ましたが・・・、
私達においても、人生の歩みの中で、時折、様々な困難や問題が許される事が、あるかもしれません。しかし、そのような時には、
ダニエルのように、しっかりと心を神様に向けて、神様を真に恐れ、神様の前に真にへりくだり・・・、祈りと感謝の内に、神様に、その事柄をおゆだねして行きましょう。・・・・・その事を通して、神様は、私達の上にも、特別な助けと恵みと、圧倒的な勝利を現わして下さいます。