<再びの命頂く>

  三月三日、デイケアで何時ものようにお風呂に入りました。
 お湯から上がって椅子に腰掛けたまでは覚えているのですが…
 池田さん!池田さん!と言う声に目を開けますと所長の岸さんが
 「池田さん分かる?何してたか覚えている?」というのです。
 気が付くとお風呂の着替え室ではなくベットで寝ているのです。
 そしてそのまま診察室へ行ったのをおぼろげに覚えています。
 血圧を測ったり、レントゲンを撮ったり…。
 「そして二階へ行きます。ベットへ移動します。」と言う声がちらちらと耳に入りました。
 しばらくして看護婦さんがお風呂から出て着替えをしようととして意識を失ったことを
 知らせて下さいました。
 少し血圧が何時もより高かったことを気にしながらの入浴であったことを思い出し、
 その為かと思いました。
 患者着を着せられ点滴を受ける病人になりました。
 そして、ひっきりなしの吐き気に苦しみました。
 看護婦さんがお家へ連絡しましたから、すぐ来て下さると思います。心配しないで、とのこと。
 お昼過ぎに息子夫婦が来てくれました。
 お医者様から診察の結果は聞いてくれたようでした。
 しばらくして帰り、夕方、着替えなどを持ってきてくれました。
 夕方には目まいも吐き気も落ち着きました。

  私は病床でイエス様に早く治していただくためのお祈りを致しました。
 久しく家を後にしたことはありません。夜、聖書と離れることもありませんでした。
 聖書が欲しい、み言葉が欲しいと思い一心に祈りました。
 家へ連絡してもって来て貰おうかと思ったのですが、私用の電話を頼んではどうかとやめました。
 けれど一心に祈りました。その日は二十四時間の点滴をしたまま休みました。
 夜中にも幾度となく先生、看護婦さんが見にきて下さり感謝で一杯でした。
 夜は何の不安もなくぐっすりと眠れました。翌朝六時熱いタオルで顔を拭いて下さいました。
 快い目覚めでした。
 八時過ぎ息子と嫁が欲しい欲しいとと思っていた聖書とみ言葉のカード、大小のノート、
 その他を持ってきて呉れました。昨夜祈ったことが届いたのです。
 二人が帰ったあと一心に祈りました。み言葉も拝読、聖書もたっぷり読みました。

  看護婦長さんが来られ、若い若い池田さん本当に立派ですね。
 患者さんのお手本です。私も見習わなければと思います。
 もう直ぐ昼食が出ます。よく食べられたら、様子を見て二、三日で帰れるでしょう。
 と言って頂きました。やがて昼食がで、ほとんど食べられました。
 昼過ぎ院長先生がきて下さり昼食は食べられましたか、はいとお答えしますと
 腰掛けて見て下さいとのこと、その通りしました。
 両手を上げて万歳をして下さい。立って見て下さい。足踏みしてみて下さい。
 とその通りしますと、よかったですねと言われ帰られました。

  私はあとに三日も入院せずどうしても明日は帰りたいとイエス様に真剣に祈りました。
 祈り終えてすぐあと若い先生が来られ、院長先生が昼食が全部食べられたので、
 すぐ点滴をはずします。明日の夕方退院できますとのお言葉です。
 私の願いを神様は聞いて下さいました。祈ったことが即届いたのです。
 神様の深い御心に感謝しました。

  三時頃嫁のお母さんが息子夫婦と三人できて呉れました。
 早く!早く!来て!嬉しいことがあるのと、三人を近くに呼んで明日の晩退院できることを話しました。
 すると息子と嫁は今院長先生から明日の朝退院して、
 ここからデイケアに参加して夕方かえる様にと言って下さったよと、
 もっと早く退院できることを告げてくれ、びっくりし喜びに溢れました。

  皆が帰ったあと真心から感謝のお祈りを捧げ、聖書を沢山拝読しました。
 夕方若い先生が、池田さん今晩一晩ここで過ごして下さい。
 早く良くなってよかったですね。といって下さいました。
 お守り下さいました神様に心から感謝するとともに、幾度も見舞って万端の世話をしてくれた息子夫婦、
 真心込めてお世話をして下さった看護婦さんやその他の方々に本当に感謝しました。

  一夜は無事に明け、五日の六時頃に目覚めました。
 すぐ洗面をして着替え、賛美を歌い、祈りを捧げ、み言葉を朗読し、聖書を拝読しました。
 看護婦さんがきて、何読んでいるの?聞かれ聖書ですと申しますと、
 その人は聖書を見て一礼して行かれました。
 またもう一人の方も、朝から何を読んでいるの?と聞かれ聖書ですと言いますと、
 いいですねと言って部屋を出られました。
 お二人とも信仰を肯定して下さっているようで嬉しく思いました。

  八時過ぎに息子達が迎えに来てくれ先生や看護婦さんに心からのお礼を述べ、
 皆様の祝福を受け退院しました。
 そして、その足でデイケアに参加し夕方帰りました。

  今回の件で家族にも大きな心配をかけましたが、再びの命を頂いたことを本当に嬉しく思っています。
 また、真剣な信仰の祈りは必ず届くことを幾度も体験し、一層の確信を持つ事が出来ました。
 神様の溢れるばかりのみ恵みに感謝で一杯でございます。

       佳き春や いのち惜しみて 生きゆかむ      倭文




 

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